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◆ 佐村河内氏の聴覚、特に言語による検査。
◆ 身体障害者福祉法は、昭和 24 年に制定された「古い法律」ですので、その障害の程度を判断するには「言語による検査」が主流であった。 ( 昭和 30 年代後半までオージオメーターは普及していなかったのだ! ) 従って、普通話声による最良の「語音明瞭度」との表現が行なわれるのであるが、この事が現在普及している「オージオメーター」を使用した「語音明瞭度検査」との間の、本質的な「混同」の原因になっている。 特に、 4 級の場合の判定基準である 2. 両耳による”普通話声”の最良の”語音明瞭度”との記載が誤解を招いている。 この場合には、両耳による検査であり、左右耳を独立に「レシーバーで検査」をするのでは無くて「音場検査」である事で、更に、使用する「語音明瞭度検査語集」は 50 語ではあるが、「オージオメーター」による検査、即ち 20 音節の組み合わせである 37 -S 、50 音節である 57 -S とは「個々の音節の強さ」が異なっても問題ではない。かなり「いい加減」な検査なのですよ。皆さん判っているのかなあ? 語音検査用の 50 音節は製作=レコード録音時に、普通会話の音節の強さに合わせるために、 NHK の女性アナウンサーに普通会話時の音声の強度で発声させて、録音したので「イ」などは、「ア」などに比べて 5db 位小さい強度です。 また、”普通話声の検査”に使用する語数が指定されてはいないのだ。 ◆ さて、オージオメーターで行なう「語音明瞭度検査」では、 37 -S には 20 音節であるから、一音節の正誤には 5 % の増減があるし、 57 -S には、同様に 2% の増減がある事は明らかであろう。 ◆ それでは佐村河内氏の検査結果はどうなっているのだろうか? 何と、左耳: 29 % , 右耳: 71 % とは?どうゆう事なんだろうか? この事実は RION のオージオメーターを使って、上記の考え無しに「検査士」が行なっているからで、 mimiya に指摘されなければ、判らない程の事なんであろうかなあ??? ◆ 何しろ、身体障害者診断書くらい、指定医が書けよな・・・ ◆ 残るのが、ABR V 波だよ。 これは完全な「後迷路性難聴」の問題でしょう? そうなると、語音明瞭度は「かなり低く成るであろう事は”常識”になっている」んですがねえ・・・ 70 % って、かなり無理な気がしてきましたが? それに「突発性難聴」が両側に起こった、珍しい症例だろうと診断するのが難しくなったんじゃないですかねえ! これ以後は、「幼児聴力検査」を身体障害者の診断に持ち込む気なんでしょうかね?そんな事よりも「普通に問診をして、必要ならば”将来、再検査の要がありなのか?どうかで充分でしょう”!!! 正に、「あつものに懲りて、なますを吹く」の例えではありませんか!!! 内耳は ABR Ⅰ波ですから、 NHK の電話に答えている「日本耳鼻咽喉科学会 理事長の回答のように 2 級から回復するのは、かなり困難になる」でしょうよ! さあ、どうする、どうする!!! #
by mimiyamedic
| 2014-03-11 20:58
| 語音明瞭度検査
◆ 佐村河内氏の聴覚に就いての推論と問題点。
2014年(平成26年)3月10日[月曜日] ニュース詳細佐村河内氏 聴覚の診断書公開 3 月 7 日 19 時 28 分、佐村河内守氏は、これまでに聴覚の詳しい検査を、12年前と先月の2回受けていて、その診断書を公開しました。と云う事は、佐村河内氏は自己の”身体障害者診断書”をコピーして”保存していた”訳なんですねえ。 そのような事は出来難いのが普通の状態なんですがね。 ◆12年前の検査 このうち12年前の平成14年1月の診断書によりますと、検査はヘッドホンから電子音を流し、音が聞こえるかどうかを自己申告する方法で行われ、右耳は101.3デシベル以上、左耳は115デシベル以上の極めて大きな音でなければ、聞こえないという結果になっています。 身体障害者福祉法では、両耳の聴力が70デシベル以上か、片耳が90デシベル、もう一方の耳が50デシベル以上で、聴覚障害になります。 このため、12年前の診断書では、聴覚障害としては最も重い、「身体障害2級」に該当すると診断されていて、障害の種類は「感音性難聴」と記されています。 ◆ 先月の検査 これとは別に、今回の問題が発覚したあと、先月21日に、改めて検査を行った際の診断書では、同じ方法の検査で、右耳が48.8デシベル以上、左耳が51.3デシベル以上の音であれば聞こえるという結果になっています。 この値は、日常会話でしばしば不自由を感じる中度の難聴に当たりますが、最初の診断書に比べると聴力が回復しています。 また先月は、自己申告の検査だけでなく、脳波を調べて音が聞こえているかどうかを確認する検査も行われましたが、自己申告と同様の結果が出たということで、診断書には聴覚障害には該当しないと記されています。 ただ、感音性難聴の診断は変わらず、ことばをはっきり聞き取れるかを示す「最良語音明瞭度」という数値は佐村河内氏の検査結果は右耳が71%、左耳が29%となっていて、左耳は健康な人に比べて3割程度しかことばが聴き取れていない状態になっています。 純音検査:R:48.8dB L:51.3dB 語音明瞭度: R:71% L:29% ASSR ABR 40dB 60dB V波 「感音性難聴」とは 佐村河内氏が医療機関で診断を受けた「感音性難聴」という障害について、日本耳鼻咽喉科学会の八木聰明理事長は、NHKの電話取材に対し、「耳の内耳という部分に伝わった音が、情報として神経を通して脳にうまく伝わらない障害で、先天性のものもあるがほとんどの場合、原因が不明だ」と話しています。 また、一般的な症状については、「難聴の程度にもよるが、音が聞こえたとしてもひずんでしまったり、音がしているのは分かるものの、相手が何を言っているのか分からないといった症状は起こりうる」と話しています。 一方で、佐村河内氏が会見で公表した新たな診断書の結果については、「この程度の難聴であれば、比較的、静かな場所で質問者がマイクを使って尋ねたのであれば本人には聞こえていたと思う」と話しました。 さらに、両耳が全く聞こえない状態から聴力が回復する可能性については、「最も聴覚障害が重い2級と診断された場合、聞こえるようになるまで回復するということは非常に考えにくい」と話しています。 ◆ さて、ここに報道された「事実から何が確実であるのか?」を、mimiya が推論してみましょう。 ◆ どこから始めようかと思いましたが、記載されている順に検討しましょう。 この文章の書き方自体が「実に妙な表現」ですよねえ・・・。 12 年前の平成 14 年 1 月の「診断書」によりますと、ヘッドホンからの”電子音・・・とありますが、多分、オージオメーターによって検査をしたとの意なんでしょう!結果として 100db 以上の音しか聞こえなかった。 との「表現と理解するが」、それにしても「極めて不自然な表現」であると、mimiya には思えるのだが!!! 115db 以上の音しか聞こえない「聴力検査」ってあるんでしょうかねえ???と言うよりも、 100db 以上の音響が出るオージオメーターがあるんでしょうか? 極めて大きな音しか聞こえないなんてあるんでしょうか? 言い換えれば、”こんな診断書”をどこの医療機関で書いたんでしょう??? また、こんな「でたらめな診断書」で 2 級の身障手帳が「横浜市更正相談所」をパスしたとは思えませんがねえ。 従って、以下に記載します事は「単に参考の為に読んで置いて下さい。 ◆ 身体障害者診断書 ・ 意見書 ( 聴覚障害用) ⑤ 総合所見の欄には、[ 将来再認定 ] 要 軽度化、重度化 ・不要 ( 再認定の時期 年 月 ) との記載欄さえ存在するのですよ! ですから、 12 年前の診断書を見てみたいですねえ・・・ おっちゃんのコメント、有難うございました。でも、事実を論じて「どちらが”正しいのか”を競っているのではありませんよ!!! 基本は「身体障害者福祉法」に照らしての、議論でありますので mimiya の記載が正しいのですよ! 残念ながら、 130 db の強力型のオージオメーターが存在しているとのコメントは”正しい事実”ではありますが、”障害程度等級解説”の (4) の イ に記載されているように、 500, 1000, 2000 ヘルツの純音に対する聴力レベルの「 4 分法」で算定した数値とする。 3 の内 1 -2 に於いて聴取できない場合は 105 db として算定する。と記載されていますので、 100 db 以上の音が聴取出来ても「無関係」なのですよ。 因みに、平成 9 年 12 月版、平成 15 年 11 月版には、オージオグラム上 100 dB になっておますが、平成 19 年頃には 110 dB に成っており、 100 db の検査音が聴取できない場合は、 105 db として聴力レベルを計算すること、と付記されています。 ◆ 純音検査値を見てみませんか? さきに記載しました通り、4 分法ですから、また、皆さんも良くご存知のように、 R: 48.8 dB. ですから、先ずは 4 X してみましょう。 195.2 dB になりますね。 L: 51.3 dB x 4 = 205.2 dB になりますが、オージオメーターは 5 dB step ですから、このような 0.2 dB なんていう数字は「存在しない」のです!如何ですか? ◆ 本来は、語音検査など、他の検査にも言及したかったのですが、場所も時間も足りなくなりましたので、それらは、「次の欄=明日の欄= BLOG では上に書く事にしましょう。 そっちの方が”おもしろいって”・・・何せ mimiya は「語音検査」が好きなんだって! 解りますか? 語音検査の % には、71% , 29% なんて無いんだってば! 従って、 14 年前の診断書も、先月のものも、共に「誤記された診断書」であることは確かであります!!! 聴覚障害に関する「指定医も更正相談所医師も」共に気が付いていない現状を知って頂ければ幸いですよ!!!原因は、全てを「聴覚技能士」まかせで、肝心の医師が「見て確認して」いないからなんですよ!!! 従って、今回公表された「身体障害者診断書」は全て誤りです!!! #
by mimiyamedic
| 2014-03-10 16:53
| 難聴関連記事
◆ 佐村河内さんの障害者手帳返納は間違い?
読売新聞 H 26- 3- 7 日付け;佐村河内さん「聴力検査」で「身体障害者福祉法に該当していなかった」ので横浜市に返納した・・・は、トンデモナイ間違いであると mimiya は考えた。 実際、 50 db の「感音性難聴」であれば、何もしなくて済む”お年よりならいざ知らず”、音は聞こえても理解は出来ない事が多いから、成人が生活して行くのは大変だろうなあと思いますよ。 途中から発症した 2 級の手帳の交付をするには、その経過を良く聞いて、数年後に「再検査が要」と書いて支給するべきであったと mimiya は思いました。 以前、この”ブログ”で、 6 級の手帳は持っているが、語音明瞭度が 50 % 以下であるのに 4 級を交付してくれない・・・相談を受けたことがありました。横浜市ではなくて、関西の方でしたので、私には「何も出来ません」とお断りしたのを思い出しました。 TV での身体障害者診断書には、上記の認定基準に記載されている「純音」による聴力測定値のみが記載されていた。 mimiya にはそう見えた。 しかしながら、それだけが聴力の測定方法ではなくて、「語音による方法」があると、明確に記載されているのだ! 特に、下に記載されていた「感音性難聴の場合には、語音の検査のほうが重要である。 この事を”耳鼻科医”は良く知っていなければならない。 確かに、聴力レベルは、 40 - 50 db にみえたが、同時に”感音性難聴”との記載も「明確に」みえた。 この数字: 40 -50 db では、一番軽いレベルである 6 級 : 70 db に達していなかったので、”該当せず” となったものと想像するが、「完全な間違い」である! もう一つ「言語による検査」があるのを、検査施設が「忘れてしまった」と言うお粗末だと考える。 ◆ 障害者程度等級表には下記のように記載されております。 4 級に該当しますので返納する必要はありません。 ◆ (5) 言語による検査 I 障害程度等級表を”詳細に見てみよう”。 2 級、 3 級、 6 級に関しては、 3 級では「耳介に接する」必要があるので、当然、左右耳の区別があると解釈できる。 6 級でも ( 左右耳から 40 センチメートル以上の距離 ) を離す必要があるだろう。 しかし、 4 級では 2. ”両耳による普通話声”の・・・との記載であり、左右耳を区別した聴能であるとの記載はないのだ!!!従って、コメント欄に記載したようには、実際には「運用の段階」での矛盾点があることを認識しなければならないと mimiya は思ってをり、最大の問題点になっている事実を「隠して長年が経過」しているのですよ!。 ◆ 要するに、簡単に”ごまかす”問題ではないのですよ! そのように「コメント欄」は読んでください。 ◆ 従って、ここで記載されている「言語による検査」と「語音明瞭度検査」とは、基本的な部分で「完全に一致したもの」ではありません。 この事実は、厚生省や日本耳鼻咽喉科学会;聴覚部会で、確りと議論してもらいたいと考えております! ◆ このような事実を知ってみると、佐村河内さんの「難聴は事実であり」、通常は一側とされている「突発性難聴」が、時間差を持って両側に発症した「珍しい症例」であると考えるのが、一番妥当であるとしか考えられないのだ。 mimiya も記者会見を見ていて、なんだよ・・・「半分以上、嘘ばっかり」の演技だろうと、とんだ失礼をしたと申し訳ないと考えておりますが、「コメント欄」にて、語音明瞭度が 50% 以上であったとのデータでしたので、一応は訂正いたしますが「多くの問題を提起するべき」だろうと、本心では思っております! #
by mimiyamedic
| 2014-03-07 21:12
| 新聞の医学記事批評
◆ 話題の 2 級身体障害者手帳の交付について。
◆ お久さしぶりです。 実は、今マスメディアで騒がれている「作曲家の身体障害者2 級」の問題ですが、私がここで詳しく書いてしまうと、横浜市の「身体障害者指定医」の一人でありますので、後輩達が出てくるかも知れない立場上、詳しく書けないので困っております。 結論は「私達=指定医が区役所から、聴力検査をして、該当すれば診断書」を書いてくれと頼まれて、かなり詳しい書類を書いたものを、「更正相談所=大学の後輩」が再度、書類審査をして決定されます。 2 級は”聾”ですから、先ず誤った診断書を書いた仲間がいたとは考えられません。 厚生大臣が出て来る前に「日本耳鼻咽喉科学会」の”聴覚専門医”が出て来て説明をするかと思っていましたがねえ・・・ #
by mimiyamedic
| 2014-02-25 15:03
| 難聴関連記事
◆ みみ屋の”つぶやき” です。 最近の医学の記事には「呆れる」ばかり。
( 1 ) 子宮頸がんワクチン接種の不手際ですが、みみ屋は以前にも”当ブログ”で取り上げています。 「ワクチン接種」の前にやるべき事が沢山にあるでしょう! ”子宮頸がん”は「ガンではなくて、ガンもどき」であると、「医者に殺されないための 47 ・・・」の著者である KO 放射線科の先生が書いておられます。 第 1 に婦女子に感染させた男性がいるのに、それは”放置して置いてよし”なんですから、当然「特殊な”お好きな婦女子”が自然治癒しないで「ガン化」させるのです。それを AC 広告を散々に流して、女性議員さんを動員してまで、公費補助して始めた接種事業ですよ。 (2) 次が、”ピロリ菌除去の保険適用”です。 番組が放映される度に、言っている事が「でたらめで」違っているんです。これらの「数値」で”日本の胃がんは無くなる計算になるんでしょうかね? 一つ言えることは、一度でも「ピロリ菌除去」に関わると、何の事はない「一生内視鏡検査」から足を洗えなくなる事実です。 それなら、ピロリ菌の除去はしても、しないでも同ではありませんか? もともと、この病気は「医原病」なんですから。これも以前に取り上げております。これでは、内科医は「お客さんが増える」ばかりで、大喜びでしょうねえ! ”胃がんとピロリ菌との関係について「検索してみる事」をお勧めいたします。” (3) ”乳がんと卵巣がん”の、遺伝子検査と「再建手術」の健康保険の適用。 正に、医療の TPP に「引っ掛けられた・・・」と思いますが=アメリカの女優さんを動員した戦術でしたねえ! もっと重大な「卵巣がん」は、如何するんでしょうか? 今日は「この程度にしておきますかね・・・ #
by mimiyamedic
| 2013-06-18 15:26
| みみ屋の医見
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